このコーナーでは、インドネシア・ジャカルタにおける車・バイク関係の情報を提供していきたいと思います。 |
★Eliminator 175 誕生!!★ 本日2001年7月29日の当地インドネシア語新聞「KOMPAS」の広告に、Kawasaki Eliminator175の広告が出ていた。広告の見出しを日本語抄訳にすると、「真のクルーザーのためのクラッシック・バイクが遂に登場!」となっている。詳しいスペックはこの広告には載っていなかったが、4サイクルの175ccということしかわからない。広告の写真を見る限り、単気筒である(と思う。まさかマルチではないと思う)。 風貌としては、以前Masato氏から譲りうけ、現在AYA氏の手元にあるEliminator 250似ている。マフラーも懐かしい。ただし、タコメーターはないようである。ハンドルはフラットタイプである。私としては、YUKI氏が所有している250VのようなVツインエンジンを期待していたのであるが。 なにわともあれ、国産バイクの主流がカブタイプであるこの国では、新鮮な印象を受ける。こちらの金持ちライダーはハーレーにまたがっているので、彼らの目には子供騙し的なバイクに映るであろうが、これを切っ掛けとして、排気量の大きいEliminatorも国産でつくって欲しいと期待するのである。 関連情報として、現在ハーレーは輸入車しかないが、近々ノックダウンで現地生産することが計画されているらしく、そうなると、現在よりかなり安い値段で市場に供給されるとのこと。しかし、それでもむちゃくちゃ高いです。この国のバイク・車は・・・ ★新聞記事より(インドネシア日刊紙「コンパス」2000年8月15日付け★ 「ナンバープレートを使って愛情を刻み込む」 自分の車に特別なナンバープレートをつけたい思う理由は千差万別である。 愛する人、例えば妻、夫、婚約者や子供の名前を永遠のものとするためという理由もある。 自分の名前を刻み込んで、世間の人がその車の所有者が誰であるかということをわかるようにすることもできる。 例えば、インドネシア人ならだれでも知っているサッカーのプレイヤーであった今はなきIdris Sahidiは、かつて「B10LA」というナンバープレートを所有していた。このプレートは「Biola」と読むことができよう。 他の例では、AB Three(WIDI、NOLA、LUSYの3人組の少女歌手グループ)場合、WIDIは「AB 3 WD」、NOLAは「AB 3 NA」、LUSYはグループ脱退前に「AB 3 LS」というナンバープレートをつけていた。 次はちょっとした騒ぎになったケースである。それは「B 1 MA」というナンバープレートのケースなのであるが、これは「BIMA」と読むことができるのであるが、あたかもBimantoroインドネシア警察副長官の名前を示したものであると考えられた。しかし、このプレートは他の人によって所有されているということがわかり、問題となった。しかし、警察は同じナンバーのプレートをもう1枚発行した。それゆえ「B 1 MA」というナンバーは2つ存在することになった。警察というものは、こういうものである。 ナンバープレートというものはは、互いに力関係を競うためのものであることもある。特に、スハルト政権時代、生活していくためには、金と権力が必要であった。ナンバープレートはまさにそのことを表現するものであった。 例えば、政府関係者の車のプレートにつけられる1という数字は、政府高官用の数字であり、例えば州知事用の数字である。一般人が1という数字を手に入れることができたら、あたかも州知事と同じ位になった気分になり、権力を持っている気分になる。 その他には、信仰や風水に関係する特別な数字を狙う人たちもいる。中華系の人たちにとって、例えば、8や9という数字は幸運をもたらすものとして考えられている。それゆえ、「袖の下」を使ってそれら特別の数字を手に入れようとする。1桁の数字を得るための金を支払うことができない人は、4桁の数字でなりたっているものでも問題はないのである。例えば、「B 8888」(下2桁はどんな数字でもよい)でも良いのである。ナンバープレートの数字を全部足して、結果が8になるようにする人もいる。 通常、「1」を手に入れることは困難である。高価なだけではなく、「1」という数字は権力への道筋を持っている人たちのための特別なものである。それゆえ、「二番目の人」になろうとして、2〜9までの間の1桁の数字を得て満足する人もいる。10から99までの2桁の数字を欲しがる人もいるので、これらの数字を得ることも困難である。 スハルト政権時代、特別なナンバープレートをつけた車は、人々に忌み嫌われ、警察も恐れをなしていた。そのような特別車が交通規則を違反した際に、警察が取締りを行なわない、というケースが頻繁にあった。それゆえ、その時代には著名人、金持ち、権力に近い人々のみが特別なナンバーを手に入れることができたのであった。現在でも、以前のようにひどくはないが、そのような傾向が以前として見られる。軍のナンバープレートも同じような「運命」である。かつては、軍の車に火をつけるような猛者はいなかった。それどころか、軍の車に接触されたりぶつけられて死傷した場合でも、そのことについて訴える勇気のある人もいなかった。 1桁や2桁のナンバーを手に入れることのできない一般庶民は、数字の上1桁だけを目立つように、下3桁の数字を黒く塗りつぶしてプレートをカスタマイズしてしまうこともよくある(Horipa注:ナンバープレートの数字は白色である)。例えば「B 1523...」の5、2、3の数字を黒で塗りつぶして、あたかも1だけのように見せかけたりするのである。このような状況は首都の目抜き通りで目にすることができる。 このようなやり方で、一般庶民でもナンバープレートの数字を読めるようにすることができる。例えば、本当は「B 1509 SS」であるのを、1、5、9の数字を黒塗りして、「B 0 SS」つまり「Boss」と読めるようにするのである。 しかし、ナンバープレートの色や形、数字や文字を変えたりすることは法律に違反することである。それゆえ、首都警察は、スハルト政権が崩壊する数ヶ月前に、違法ナンバープレートの取り締まりを行なう旨の発表を行なった。しかし、それだけで、スハルト政権が崩壊して、今日アブドゥル・ラフマン・ワヒド政権になったものの、取り締まりは今だ実行されていない。そして、それだけでなく、他の違反行為、例えば、ヘルメットを着用しない違反や、ナンバープレートをつけていないバイクや車が多くなっている。 人が特別なナンバープレート、つまりつまり、1桁、2桁の数字を欲しがる理由はなんであっても、そのナンバープレートを交付して物質的な利益を得る交通警察の問題であるということが表面化した。特別な数字は高い値段で売られており、公定価格がない。200万ルピア(約2万8千円)から5000万ルピア(約70万円)の間で好き勝手に値段がつけられているようである。この特別な数字は、交通警察総局のナンバーワンの人物を通してでしか入手することはできない。 首都警察の場合、交通警察局長がそれを握っている。しかしながら、首都警察の広報部長であるザイヌディン・ルビスは、数字が販売されていることについて否定した。「そのことは事実ではない。」とルビスは回答している。 嘘か真かは、皆さんが試してみればわかることである・・・ ★Horipa自家用車、ダイハツ 「TARUNA」について★ この車はダイハツのインドネシアにおける合弁会社である「アストラ・ダイハツ・モーター」によってつくられているもので、インドネシアのみで販売されている車である。 ベースは日本で生産販売されている「テリオス」(1300cc)である。「TARUNA」では排気量が1600ccとなり、車体もテリオスより大きいものとなっている。これは現在インドネシアで売れ線のワゴン車、トヨタ・キジャン(1800cc)、ミツビシ・クダ(1600cc)、スズキ・エスクード(1600cc)等、大衆のニーズにあわせた排気量となっている。 「キジャン」や「クダ」が動物の名前を使用している一方、「TARUNA」は「若い騎士」もしくは「青年将校」を意味し、シェアの大きい「キジャン」や「クダ」に対抗する意味合いも含まれているものと思われる。 「TARUNA」には現在3つのグレードがある(CS、CX、CSX)が、私が買ったのは最上グレードである「CSX」である。最上といっても特に内装が素晴らしいということではない。CSはパワステ、パワーウィンドウなし、CXとCSXは内装は同じであり、違うのは外装だけで、CSXではツートンカラーになって、ステップが装備されるというだけである。 以下、CSXのスペックを記載します。
※Horipaインプレ 【良い点】 ◎「キジャン」や「クダ」のようにまだありふれていない。 ◎形がかわいげがある。 ◎比較的運転し易い。 【悪い点】 ●燃費が悪すぎる、1600ccの割には。 ●インパネが安っぽい。 ●後部座席シートベルトがない。 |