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ライディングスクールへ行こう!

by AYA

〜ホンダ・モーターサイクリスト・スクール[初級]編〜

高速道路が怖くて走れないのはだ〜れ? →それはわたし
ヘアピンカーブが怖くてまともに曲がれないのはだ〜れ? →それもわたし
秩父へ行く途中の国道299号の連続カーブが怖くて走れないのはだ〜れ? →それもわたし
一般国道で70km以上スピードが出せないのはだ〜れ? →それもわたし
雨が怖くて走れないのはだ〜れ? →それもわたし

…上げたらきりがない。バイクが好きで乗り始めたはずなのにである。中免を取得してから約8年間(実際は7年間)所有していたホンダAX-1の走行距離が確かな記憶はないが約2,500km。単純計算すると年間約350km。AX-1はほとんど置物だった。これではライディング技術が向上するはずがない。それどころか教習所での記憶が薄れてどんどん錆びついていく。おまけに転倒やら交通事故やらで恐怖の味だけはしっかりかみしめてしまっているという状態。
ヤマハ セロー225Wに乗り換えて走行距離は飛躍的に伸びたが、それでもオートバイに乗るということに対する恐怖感をぬぐい去ることは、なかなかできない。そんなに乗るのが怖いなら辞めたら、と何度言われたことか。それでもバイクそのものを放棄することはなかった。なぜか辞めることはできなかった。コワイコワイと言いつつ乗っている。ほとんどマゾである。
しかし、コワイコワイとブリッコして許されるのはせいぜい免許取得数ヶ月。バイクに乗るという選択をしている以上言い訳は許されない。そろそろ万年初心者から卒業しなければならない。
ということで、初心に戻って基礎からライディング技術を学ぶことにした。普通に走っていれば自然に上手くなるだろうという声もあるが、なにせ習い事が好きな性分なので、自分の気が済むまで各種ライディングスクールへ通ってみることにした。

まず手始めに、最もオーソドックスかと思われるホンダのスクールに参加してみた。

ホンダ・モーターサイクリスト・スクール[埼玉]
参加日時 99年8月下旬の真夏日
場所 交通教育センターレインボー<埼玉>(埼玉県桶川市)
内容 初級
参加費用 13,000円+消費税
昼食付 車両貸出(250cc・400cc・750cc)
使用車両 ホンダ ホーネット250
詳細はhttp://www.honda.co.jp/safetyinfo/index.html

午前10時よりスタート。インストラクターと受講者の自己紹介から始まる。千葉や神奈川など遠方から来ている方々もいて、皆さんの熱心さに感銘。その後準備運動と車両の点検など、基本中の基本。教習所へ通っていた頃を思い出す。
そして、待望の乗車。今回わたしが選んだのはホーネット250。オフロードバイクしか乗ったことのないわたしにとって、250といえどもとても大きく感じる。マシンに慣れるための慣性走行がしばし続くが、(わたしにとっては)重いマシンと慣れない前傾ポジションにとまどう。

インストラクターを先頭に河川敷のコースへ。緩いカーブを曲がるのもおぼつかない。いかに普段乗りやすいバイクに乗っているかということを思い知らされる。

パイロンの間をクネクネと曲がるスラローム走行開始。いたく難儀する。曲がりきれなくて横切ったり、止まってしまったり… わたしのおぼつかないテクニックでもそれなりに走れてしまうセローってなんて乗りやすいバイクなんだろう、とあらためて感心する。
へたくそなりにもだんだん慣れてくると楽しいもの。時間はあっという間に過ぎて、昼食の時間。

午後はブレーキの練習。いわゆる制動。これは上手くできた。教習所に通っていた時もこれだけはわりとスムースにできていたっけ。

休憩。冷たい麦茶がでる。その間インストラクターがデモンストレーション走行を披露。1000ccのマシンを駆使してウィリーまでやってのけてしまう。さすがプロ。見とれるばかりである。

次は半クラッチ操作を利用していかにゆっくり走るかという練習。ゆっくり走るというのも難しい。ヨタヨタと走るわたしの横を一台追い抜いてあっといくまに前方へ行ってしまった。パイロンスラローム走行をすいすいとこなしていた女の子だ。あんなにうまいのに、わからないものである。

最後はUターンの練習。いかに回転半径を小さくしてUターンできるか。インストラクターがハンドルを最大限にきってグルグルと回って(つまり円を描く)お手本を見せる。受講者もならってグルグル回る練習。どこまで小さく回れるのだろう、などとインストラクターの真似をしたのがいけなかった。あえなく転倒。インストラクターに手伝ってもらってやっとのことでバイクを起こす。ホーネットは重かった(^^;
そしてパイロンを目印にしたUターン練習。小さいコーナーはなかなか上手く回れない…

そうこうしているうちに時間がたち、本日の練習はすべて終了。車両を点検して納車して終わり。暑かった。腕がいたい。でも楽しかった…

教習所での日々を思い起こさせるような、そして決して路上では体験できない練習。わたしのような運転に自信のないものだけでなく、今さらスクールに通うことなどないと思っている人も、是非体験すると良いと思う。当日は少し離れたところで上級クラスのレッスンも行われていたが、白バイ隊の特訓かと見間違うほどのすばらしさであった。上には上がいるものである。パイロンスラローム走行を壮絶な速さでこなしていくおにーさん達がとても輝いて見えた。

お金がかかるのは痛いが、それでも楽しいライディングスクール(なんてったって習い事が好き^-^)。次はどこへ行こうかな・・・

【おまけ】
・夏はとにかく暑い。しのぎやすい時期がベストかも。
・とにかく喉が乾く、汗をかく。飲み物を持参すべし。わたしは自前の麦茶400ccと缶ジュース2本を消費した。

 

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