[トップにもどる]


秋の日帰りツーリング(1999年秋関西編)

                                           By Horipa


★第2弾:吉野日帰りツーリング(1999/11/3)★

今回のツーリングも丹波ツーリングの時と同様にYUKI、マダム、そして私の3人(TEAM aERO BATTA)。

今回は紅葉の季節で観光シーズンであると思われる吉野へツーリングへ渋滞覚悟で敢えて行くことになった。

旅人さんのHPを覗いていたら、洞川温泉に行かれたことが書かれていて非常に気になっていたのであるが、道が渋滞してたらいややなあと思いながらも、吉野のあたりには温泉がたくさんあるのに惹かれていたので、結局行くことにしたのである。

コースを決める際には、旅人さんが渋滞にはまったというコースを避けるようにした。

11/3。天気はまずます。しかしかなり寒い。

9:30に美原町役場前でYUKIに合流。実は前日電話で話していたとき、私はYUKIが8:30に集合場所に来るものと勘違いをしており、その時間に間に合うように家を出発しようとしていたのであるが、出発直前にYUKIに電話すると、これから出るということであった。YUKIが8:30に出発すると言っていたのを、私が勘違いしてて到着時間と捉えていたのである。

であるので、もう30分程家でゆっくりしてから出発。YUKIと役場前で合流していざ出発。羽曳野市の住宅街を抜ける府道32号を進んでいくが、初めての道でよくわからず、一旦違う道へ行ってしまった。

軌道を修正して、正しい道を進む。国道170号を横切ってしばらく行くと、太子町へ入る。大阪で生まれ育って二十ウン年になるが、太子町に来たのは初めてである。飛びだし注意の看板も聖徳太子らしき似顔絵が描かれているものがあった。(ツリマ関西版52頁3-E〜H参照)

府道32号から国道166号にスイッチ。すぐに道沿いにある「道の駅 近つ飛鳥の里太子」で小休止。「近つ」は「ちかつ」と読むそうである。

こじんまりとした道の駅であるが、朝市がでて、地元でとれた野菜などが売られていた。柿やみかんなども安くで売られていた。

この道の駅を出ると峠越えの道になるが、ワインディングはほとんどなく走りやすい。この道はツリマによると「日本初の官道」であるとのことだ。

峠を越えると奈良県になり、県道30号(御所香芝線)にスイッチ。すぐに途中1箇所信号の影響だと思うのだが、渋滞が500メートルぐらいつづいている個所がある。

これを抜けると車は順調に流れていった。次に国道309号にスイッチ。この道も走りやすい道であるが、国道24号を横切ってすぐに、1箇所信号が変わるのがめちゃめちゃ早い個所があり渋滞していた。(ツリマ関西版53頁ジ1-A参照)

途中「戸毛」という交差点付近に安いガソリンスタンドがある。レギュラーがリッター93円だったで給油していった。

御所(ごぜ)町から大淀町に入り、大淀町の中心地に差し掛かる個所で、ここにも1箇所信号の変わりが早い交差点があった。奈良県は(?)なぜ、こんなにたくさんの信号変わりの早い交差点がいっぱいあるのだろうか。

吉野川を越えると、車の量も少なくなってきた。途中結構ワインディングのキツイ峠道がある。旧道に入ってみようかとも考えたが、入り口がわかりづらかったのでやめた。峠を越えてしばらく走ると「道の駅吉野路」があり、ここで昼食タイムにすることにした。ログハウスっぽい建物でなかなか良い。レストランもあるし、地元の特産品も結構売っている。(ツリマ関西版60頁1〜6C参照)

芝生の広場もあり、河原にも降りていけるようになっている。私達は河原で作ってきた弁当を広げて食べた(おにぎりは私が作った!!おかずはマダム製)。お湯をバーナーで沸かしてスープを飲もうと思ったのであるが、火気厳禁との立て札があったので断念した。結構寒かったのでスープがのみたい気分だったのに残念であった。
ここで、Michakoから電話が入る。今日は一人で信楽方面へ向かおうとしているとの話しであったのだが、半ば無理やり、こちらまで来てもらう様に行ったところ、合流するということになった。国道307号から国道24号を経由して来るわけだからかなりな距離である。約5年前に免許を取りたてだったころのMichakoの運転のし方を見たことがあるので、それを思えば格段の成長を遂げている。既に私の倍以上は走っているのだから。マダムもいずれMichakoのように「峠を攻めるのが好き」と言えるようになるのだろうか。

日光に当たっているうちは暖かかったのであるが、それでもじっとしていると結構寒い。昼食を取った後、洞川(どろがわ)温泉方面を目指して出発。

長い峠越えのトンネル(新笠木トンネルと新川合トンネル)を抜けると、天川村の中心部に入る。この日は「もみじ祭」が行なわれており、道路の通行規制が行なわれていた。

空の雲行きが怪しくなってきたが、とりあえず雨は落ちてこなかった。

私達はまず、県道21号にスイッチして、名水百選に選ばれている「
ごろごろ水」を汲みに行くことにした(ツリマ関西版60頁5-E参照)。洞川温泉センターの駐車場には「満車」の掲示が出されていた。観光バスも停まっていたので、結構な数の人が訪れていたものと思われたので、ここで温泉に入ることはやめた。

洞川温泉の宿場街を抜けてちょっといくと、道路脇に水汲み場がある。パイプに涌き水を流し、数カ所から水が噴出していて水を汲めるようになっていた。水を車で汲みに来る人たちをさばくガードマンまでいた。水汲み場をちょっと越えたところに、車が4台程度置ける駐車スペースがあり、ここにバイクを置くことができる。

バイクを止めていたら、後から車で来たおっさん(近くの河原でバーベキューをしようとしていたらしい)が、自分の車を停めたいあまりに、バイクを別のスペースに移してくれと言ってきたのであるが、「下が砂利で若干坂になっているところでバイクを移動させるのは大変や。何より早いもんがちや。停めたかたら水汲みに行くだけやからそれまで待っとけ。」という趣旨を述べて頑として譲らなかった。ふざけたおっさんである。車のナンバーを見たら案の定「和泉」ナンバーであった。私自身も大阪人であるが、こういうこういう自己中心的な輩は許せない。

かなり気分を害したが、ごろごろ水を口に含んでその旨さで帳消しになった。

水を汲んだ後は、ここはMichakoのおすすめのスポットであるという
御手洗渓谷を目指した。

車で来た場合は渓谷から2キロ程度手前の駐車場に止めて、そこから歩いていかなければならないのであるが(ちゃんとガードマンがいる)、バイクは中まで入っていくことができる。みちはちゃんと舗装されているので、オンロードで全く問題はない。

休憩所のところに駐車スペースがあり、私達はここにバイクを駐車することにした。無料で駐車することができるが、30分程度のみとするようにという掲示板がある(私達は1時間ぐらい停めていたが)。

ここでMichakoに現在地を伝えるために電話をした後、前方に吊り橋が見渡せる河原に降りて、コーヒータイムにすることにした。Mamoruさんのレポートを読んで、Cafe touringにあこがれていて、前日遂にシングルバーナーを購入したので、それを初めて使用した。御手洗

紅葉がとてもきれいであった。川も水がとてもきれいで素晴らしい場所である。ここで作ったコーヒーはいうまでもなく旨かった(コーヒーはいつものモンカフェだったが)。

コーヒーを飲んで一服した後、バイクをとめていたところに戻ると、Michakoの緑色のセローが停まっていた!!
めちゃめちゃはやいやんけ、と私達は驚いていたが、Michakoの姿は見えなかった。一応バイクの上にメモを書いた紙切れを乗せておき、近くを探してみることにした。

まずは吊り橋の方へ行ってみたがMicakoの姿はなかった。まあ、どこかに必ずいるだろうと安心していたので、景色を楽しみながら探していたのである

今度は川を挟んで反対側の滝の方へ行ってみることにした。すると私達があるいて行く方向の反対側からMichakoがやって来て、無事落ち合うことができた。私達は河原でコーヒーを飲んでいたことを話すと、河原にいるとは思わず、滝の上の方まで登っていったとのことであった。

ここからは4人となって、
天の川温泉センターへ向かうことにした。天川村の中心に戻り、再び国道309号にスイッチして南下して3キロぐらいのところ、国道と川を挟んだ対岸に温泉センターがある(ツリマ関西版60頁5-D参照)。

15:30頃についたのであるが、ちょうど団体客が来ていて、女性風呂が結構混んでいるので、16時過ぎぐらいだったら客も減ると思うという受付の人の話だったので、それまで河原におり、再びコーヒータイムにした。Michakoは昼飯を食べないでこちらまで来てくれたということで、YUKIが持ってきていたカップヌードルを食べた。この時私のバーナーの調子が悪く、火が全然つかずに役に立たなかった。後で調べてみてわかったことであるが、自動点火装置の火花がガスの噴出し口の方に旨く飛んでいないことがわかり、微調整をしたらちゃんとつくようになった。

16時過ぎになって温泉に入ることにした。入湯料は510円。営業時間は11:00〜20:00(8月は21時まで)で休暇日は毎週火曜(祝日の場合は翌日)と年末年始。建物や内装はきれいであるが、内湯も露天風呂も小さく、内湯も8人ぐらいつかったら一杯になってしまう。浴槽は高野槙でできており、温かみがある。露天風呂からは新宮川が望める。

泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、無色無臭。効能は神経痛や関節痛をはじめ、慢性消化器疾患や疲労回復等に効果があるとのこと。

風呂を出たら、辺りはすっかり暗くなってきた。荷物をバイクに積んでいざ帰路につく。

国道といっても山の中の道なので照明はほとんどなく、ブラインドカーブが続く真っ暗な山道を走るのは恐ろしい。ハイビームで走っていても道がわかりにくい(単に私の視力が弱いだけか)。

帰りの渋滞ポイントは、大淀町で信号の変わりが早い1箇所、国道309号と国道24号との交差点付近、県道30号で1箇所渋滞する個所があったが、それ以外は順調に流れていた。
国道166号で峠越えをして太子町へ。再び「道の駅 近つ
飛鳥の里太子」で小休止を取った。ここに来るまでに身体がかなり冷えきっていて、身震いがする程であったが、平地に降りるにつれて暖かくなっているのが体感できた。

太子町から羽曳野市を抜け美原町で国道309号にスイッチ。美原町役場近くの「びっくりドンキー」で夕食をとり、ここでYUKIとMichakoとはお別れ、それぞれ帰路につく。

私にとって奈良県の山の方はまだまだ未開拓の地であるので、来年温かくなったら再びバイクで訪れたいと思っている。温泉地もたくさんあるしことだし。

                                                            (了)

[トップにもどる]