(写真は徐々にアップします) 1999年10月15日(金)
今回金曜日に東京に出てくる用事があったので、週末にこの都合に合わせてツーリングを企画してもらうことになった。私は仕事の関係で良く東京に来ているが、マダムにとっては久々の里帰りとなった。
バイクをどうしたのかというと、Toru.Oさんが2台バイクを所有されている(ZZR1100とTT-R レイド)ので、その内のレイドを私用に貸していただいた。
マダム用には、つい先日Masatoさんがゼファー750を中古で購入されたので、これまで所有されていたエリミネーター250LXを譲っていただけることになっていた。
金曜日夜にToru.Oさんのところにレイドを取りに行き、マダム実家まで乗っていった後、Masatoさんの家までエリミネーターを取りに行った。
この日の東京は小雨が降っており、レイドを引き取って戻るまでの間振っていたが、エリミネーターに乗って戻る頃には雨は上がっていた。
レイドに載った感想はというと、「シート高が高い!!」の一言に尽きる。まず、乗り降りに苦労する。通常のまたがり方では足が回らないので、シートに片足の足首を載せる格好からまたがる方法を取る必要がある。もっともあとでToruさんに教わったのは、サイドスタンドを出した状態でバイクを立てておき、ステップに乗っかってバイクにまたがるという方法が一番楽であることが判明した。
乗っている間も、停車やギアチェンジ及び発進する際、常につま先しかつかない「バレリーナ」状態を強いられるので、足が攣りそうである。それを回避するために、思いっきりお尻をずらして足をつくという方法もあるが、ギアチェンジの際には必然的に今度は逆側にお尻をずらす必要が出てくるので、あまりおすすめでない。もっとも私の足が短いということが根本的に問題であるとは思うが・・・(^_^ゞ
あと、ギアチェンジのコツを覚えないと、スムーズな加速ができないのだが、慣れると加速が面白い。燃料タンクが大きいのでロングツーリングに向いているし、ライトはとても明るいといった利点もある。
一方でエリミネーターは足つき性は文句なし。立ちゴケの心配はないだろう。ちなみにビラーゴではまだ一度もこけたことはない。
エリミネーターはアメリカンっぽいスタイルをしているが、エンジン自体はZZR250と同じエンジンを積んでいるためアメリカンに乗っているという印象があまりしない。LX250は馬力はなんと40馬力もあり、250のバイクとしてはすごいバイクである。
一方私のビラーゴは23馬力しかない。残念なことに、40馬力を誇るエリミネーターLXとSEは、今回の排気ガス規制により、生産中止になってしまうことである。エリミネーターシリーズで残るのはVツインエンジンを積んだVであるが、排ガス規制の適応車はその影響でパワーが1割程度ダウンしているので、もし、LXやSEをバイク屋で見かけたら見っけものです。すぐ買ってください。
とりあえずマダム実家に2台のバイクを無事移動させたので、明日は天気が良くなってくれることを祈るだけである。
1999年10月16日(土)
朝5時に起床!!取り敢えずパンを食べるが、早朝のため食が進まない。
6時前に外に出る。曇天で今にも雨が降り出しそう。またかなり寒い。バイクの暖気をしている途中で、ポツリポツリと雨が降り出してきた。嫌やなあ〜と思いながらカッパ着て、いざ出発。エリミネーターにマダム、私はレイドに乗る。
第一京浜から環七に入り北上していく。朝早いので車も少ない。途中でガソリンを給油。レギュラーはおおよそ93〜94円で、大阪より10円程度安い。
この辺りの道についてはマダムの方が詳しいので、途中から先導してもらい、環七から環八へのショートカットを走る。
レイドに乗っての信号待ちはつらい!!股が攣りそう。
6時半に東名高速東京ICに入る。そういえば、マダムにとっては今回が高速道路初走行となる。
しばらくずっと3車線が続くので楽である。平均80キロで巡航。
渋滞を予想していたのであるが、車は順調に流れていて、「厚木まで20分」という表示が出ており、早くで過ぎたなあと思った。案の上、待ち合わせ場所の海老名SAには、、7時頃に着いてしまった。集合時間は8時である。
朝早いのにSAはかなり混雑していた。バイクもかなり停まっている。取り敢えずお茶を飲みながら休憩して、皆の到着を待つ。雨はやんでいた。
7時半頃にMasatoさんが新しく買ったゼファー750で登場。バイクを降りてきて「牛丼食いに行くわ〜。」と言い残して、建物の中に入って行かれた。ここ海老名SAでは、吉野屋があり、牛丼が食えるのである。
次にセローに乗ったAYAさんが登場。装備は冬用になっている。
そして8時前にZZ-R1100に乗ってToru.Oさんが登場。海老名集合組は全員揃った。
Toruさんは早速ゼファーに興味を示して、エンジン音や座り心地を試していた。
集合時間前に全員が揃うというのは、我が会としては珍しいことであるが、それに越したことはない。
今回、AkiyoさんとKoichiroさんは都合により不参加となった。
ちょっと休憩してから、SAを出発。Mamoruさんが待っている小田原厚木道路の小田原PAをめざす。
なお、このSAは、以前YamaちゃんがRFに乗っていたころ、高速走行中にドレインボルトが抜け落ち、エンジンオイルを滴らせながら気付かずに走っていて、ほとんどオイルがなくなっているのみ気付いたといういわくつきの場所である。バイクのロードサービスを呼び軽トラで来たショップのおじさんが、「道路にずーっとオイルの跡が続いていたのですぐにわかった。」と言ったのが印象的であった。
あやうくもう少しでエンジンがいかれてしまって事故を起こしているところであったのだ。
この事件は後々「オイルモーレ」事件として後世に語り継がれているものである。(^o^;)
9時前に小田原PAに到着。Mamoruさんは既に到着されていた。
新品のW650がとまっている。 ここでしばらく、皆のバイクの「試乗会」が始まった。私もゼファーとZZ-Rに乗せてもらうことになった。
ゼファーはライディングポジションがとても楽である。
もっともシフトとリアブレーキがかなり後ろの方にある。
ZZ-Rはでかい!!これまではツアラーはでかくて怖いバイクという印象しかなかったが、乗ってみると低速でも非常に安定していて、またトルクもあるので
楽であることがわかった。
30分ぐらいPAの駐車場でぐるぐると回ってから出発することに。ここからバイクを交換して乗って行くことになった。
私がゼファー、MasatoさんがZZ-R、Toruさんがレイドに乗ることになった。AYAさんとマダムはマイバイクのままである。
ちなみに私は大型ニ輪免許を取って、今回が公道ではじめて大型バイクに乗った記念すべき日であった。
大型バイクはやはり楽である。高速道路で走っていてストレスが少ない。
小田原厚木道路の小田原西ICを出てからは今度は箱根ターンパイクに入る。通行料は500円。
山道を上がっていくにつれ、霧がでてきており視界が悪い。晴れていれば素晴らしい景色が眺められるのであるが、ほとんど何も見えないので残念である。(場所はツーリングマップル関東版17頁1-D参照)
ところどころでレーサーの集団とすれ違う。山道を攻めに来ているのであろうか。我々はマイペースで走って行く。マダムもはぐれずなんとかついて行っている。
大観山にある大観ドライブインに到着。ここで一息ついて、大型組はバイクを再度交換することに。今度はMamoruさんがZZ-R、MasatoさんがW、Toruさんがゼファーに。私はレイドに戻る。
大観山以降のターンパークは別料金となり、十国峠の料金所で100円を支払うことになる。
ここから左折して伊豆スカイラインへと進んでいく。晴れ間がかなり出てきて気持が良い。
スカイラインの途中で給油をし、小休止をする。SRXの集団やレーサーの集団が小休止していたが、我らのちぐはぐなバイク集団を見てどう思ったのだろうか。
ここからW650を貸していただくことになった。乗って見るとアメリカンバイクに乗っているような印象を受けた。MamoruさんのWはアップハンドルなのでとても運転がしやすい。これならビラーゴから乗り換えしても違和感がないと思う。
出発してどんどん南下していくが、途中冷川ICで出て伊東方面へ進む予定であったが、通り過ぎてしまい、スカイラインの終点である天城高原まで来てしまった。(ツーリングマップル関東版11頁2-F参照)
そこから海側へ下っていくと伊豆高原に到着する。時間的に昼食の時間となったので、マダムご推薦の「えびかに亭」に立ち寄ることに。場所は城ヶ崎海岸の海の吊り橋へ向かう道中左手にある。(ツーリングマップル関東版11頁4-H参照)
ここでは店の名前のとおり、えびとかに料理がメインであり、定食が1,500円前後で食べれる。定食に付いている普通の味噌汁を追加料金をプラスα支払うことで、かにがたっぷり入った味噌汁に変更することができる。
お験しの価値あり(但し、味噌汁の中に入っているかには、だしを取るものとして割り切って考えた方が良いでしょう・・・)
私はエビフライ定食を食したが、大きいえび2匹(3匹だったかな?)と焼魚と小鉢等がついているもので、久々にエビフライを食べたので美味しく食べれた。
(えびかに亭にて)
食後はバイクを店の前に止めておいて、徒歩で吊橋
へ向かう。店からは徒歩で約5分程度。吊橋前に駐
車場があるが、かなり混雑していた。吊橋のほうもかなりの人でごった返している。
とりあえず100人乗っても大丈夫ということらしい。
吊橋から下を見下ろすと海がとても綺麗であった。
十津川の「谷瀬の吊橋」に比べれば、ぜんぜん揺れないので怖くもなんともない。
(吊橋上で語り合う二人?!)
この日は天気が良く暑いぐらいであった。
記念撮影をしてから、この場を去ることに。
次の目的地は熱川温泉にある「高磯の湯」である。
ここからは私はZZR1100を貸していただくことになった。
乗り出した地点が坂道カーブのあるところだったので、はじめかなり緊張したが、走り出すと低速でもすごく安定することがわかった。
城ヶ崎海岸からは国道135号線を南下していく。赤沢温泉辺りから海辺に沿って走るのでとても気持が良い。ZZRでの走りにも慣れてきた。
国道135号から熱川温泉街へ入る際、「バナナ・ワニ園」(ベタな名称!!)のそばまでは急な下り坂となる。(ツーリングマップル関東版11頁6-G参照)
目的地の「高磯の湯」は温泉街を抜けてちょっといった海側にある。ここは露天風呂だけの風呂である。
ここは昔海辺のプールだったところを埋め立てて露天風呂にしたとのこと。
その証拠に水が入っていないプールが2つある。
右の写真の右手(左手の建物ではない!!)に料金支払い窓口があり、ここで500円を支払う。ここにトイレもある。
ゲートをくぐって階段を降り、プール跡を歩いていくと、前方に脱衣場がある。脱衣場と露天風呂は男女別になっており、目隠しもちゃんとしているので、女性にとっては安心な露天風呂であると思う。
(海側からの舟からは見えるだろうが・・・)
お湯はかなり熱いので、お湯をうめる水道のホースが引かれている。
湯船は丸い岩を固めてできており、かなり大きめなので、大人数でも入れる。
目の前は海なので、開放感があふれていて心地よい。
蛇口はあるが、石鹸やシャンプーの使用は禁止とのことらしい。
温泉を出て(男性陣の方が長湯していた!)一息ついてから、帰路につくことになった。
まだ15時過ぎであるが、渋滞に巻き込まれないためにも、早めに伊豆を出ようという考えである。
国道135号に戻り、もと来た道をひたすら北上する。帰りは海岸沿いをずっと走るコースにした。
熱海温泉まで来たところで小休止。ここで私はレイドに乗りかえる。
熱海温泉からは「熱海ビーチライン」(通行料150円)を走る。今度はすぐに「真鶴道路」の「新道」(通行料210円)に入る。この道路を出てまたすぐに西湘バイパス(通行料350円)に入る。
西湘バイパスの大磯西IC(終点)を出たとたん、道路が渋滞し始めた。ここも慢性渋滞が発生している地点である。
すり抜けをしながら、茅ヶ崎の網元料理店で夕食をとることに。
いつも混んでいる店で、以前来たときは満員で入ることができなかったのであるが、今回は運良く入ることができた。新鮮な海の幸がお手ごろな値段で食べることができる。「じゃこのてんぷら」がお薦め。ビールを飲むことができなかったのがとても辛かった!!(みんなでウーロン茶を飲んでいた(;_;)のです。飲酒運転はいけませんよ、絶対に!!)
夕食を食べた後、MasatoさんとMamoruさんとはここでお別れ。残る4人は新湘南バイパス(通行料400円)に入り、国道1号線、横浜新道(通行料150円)、第三京浜(通行料150円)と進んだ。第三京浜に入った頃に雨がポツリと降ってきた。
第三京浜の都築PAで最後の休憩をし、カッパを着て雨に備えた。幸いまだ本降りになっていない。しかし、土曜日の夜のこのPAの駐車場は、カスタム車の展示会かと思うほど、いろんなカスタム車が集まってくるので物騒である。
Toruさんはこの後首都高速に入って行かれるのでここでお別れ。AYAさんと私達は環七まで一緒に走ってお別れした。
今回のツーリングはおおよそ200キロの距離をのんびりと走り、温泉と旨いものを食べるというツーリングの王道を楽しむかたわら、大型ニ輪免許所持者はお互いのバイクを交換してツーリングを楽しんだが、他人のバイクを乗ってみるというのは、新鮮な衝撃があり、得るものが多かったと思う。今度は是非KoichiroさんのCB400Fを拝借させていただきたいと思う今日この頃です。(End)
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